USMLE STEP2 CKの本番が約1カ月前になったので、模試を受験しました。その結果について書かせていただきます。
模試受験前の状況はUWORLD1週、UWORLDの不正解問題1/2周という状態になります。
なお、STEP2CKはレジデンシーのアプライ用ではなく、クリニカル・フェロー用になります。
実は、COVID-19によるSTEP2CSの中止、ビザ、家族等の事情からレジデンシーにアプライせず、来年の春から日本で脳神経内科の後期研修をすることになりました。
そのことについては別の記事で書こうと思います。
模試の結果
スコアは226点でした。
全体的にOBGYN、Psychiatry、Surgeryが悪かったでした。OBGYN、Psychiatryが悪いのは予想通りですが、Pediatricsが思ったより出来ていたが意外です。
Systemsで見ると、Gastrointestinal & Nutrition、Immunologic & Blood disorders、Musculoskeletal, Skin & Reproductive、OBGYN、Behavioral & Mental Healthが良くないですね。
2018-2019年のSTEP2CKの平均点が243点のため、226点だと下位25th rankでした。
CKの平均点は上がっているので、この点数では下位層ということです。
模擬試験の時間や集中力
模試の時間は、本番8時間の半分の4時間になります。
本番同様に朝8時半から開始しました。
Block1は問題なく解けたのですが、前日の夜に上手く眠れなかったため、Block2で睡魔に襲われました。そのため、Block2と3で20分の仮眠をしました。その後、眠気は無くなり集中力は回復しました。
Block1と2、Block3と4は5分間ずつの休憩を取りました。
4Blockの160問中8問が時間が足りなかったでした。(1Block当たり2問相当)
今後の対策
今後の対策として、大きく分けて学習内容と本番での最大限の力を発揮するための対策とります。
学習内容
UWorldの不正解問題の復習を終えて、その後、弱点の強化を行います。
具体的にはOBGYN、Psychiatry、Medicineの弱い科目(Gastrointestinal & Nutrition、Immunologic & Blood disorders、Musculoskeletal, Skin & Reproductive)になります。
これらの科目を再度UworldかAMBOSSを用いて演習を行い、本番1-2週間前の再度模試で評価します。
本番対策
STEP2 CKは8時間のマラソンのような試験のため、集中力やコンディションの維持がとても大切になります。
何の工夫無しにはこの8時間を乗り越えるのは難しいです。
具体的には、事前検視というメソッドを使って対策を考えます。これは、最初に「8時間の試験で、集中することが出来なかった」と失敗を仮定することです。「お前はもうすでに死んでいる」と同じことです。
その上で、「では失敗した原因は何か?」と考えるのです。
<集中力が続かない原因>
- 8時間を経験したことのない実践不足
- 不適切なタイムスケジュール
- 不安や焦り
- 集中力を維持するのに適さない食事
- 本番の衣服や気温、騒音
- 寝不足
その原因を基に対策を考えます
<集中力が継続させる方法>
- 説いたことのない問題で本番同様の8時間の演習を複数回を行う
- 演習に基づいた休憩時間のタイムスケジュールを作成する
- 集中力が継続しやすく食べやすい低GI食品を選んで本番同様の間隔で食べる習慣を作る
- 快適に過ごしやすく気温の変化に調整可能な衣類の選択
- 7時間以上の睡眠で朝7時迄には快適に起きれるように睡眠習慣を固定