思い出

European Congress of Internal Medicine 2018

Summary

  • 世界のフロントランナーによるUptodate Lectures Seriesが非常に勉強になった.項目はBlood Pressure, Heart Failure, AKI…etcの誰もが毎日経験するもので臨床に直結する.
  • 倉敷中央病院の松浦先生に出会い,Case Report, Clinical Picuresの執筆法を教えて頂き非常に参考になった.
  • 初めてのヨーロッパで,スペイン,ドイツのどちらも素晴らしかった.

 

Contents of ECIM 2018

  • Europe各地から集まるInternal Medicineの学会.来場者は1000人程度か?SGIMより大きいか同程度
  • 日本から10名程度参加があった模様.僕の知る範囲では当院の手稲渓仁会病院,倉敷中央,天理,信州大学,北里大学から来ていた.意外と多い
  • 大きい2つのホールでレクチャーやシンポジウムを行っている.Uptodate Lectures SeriesでBlood Pressure, Heart Failure, AKI,…etcのレクチャーが非常に勉強になる.研究発表よりも皆んなで学ぼうという感じ.
  • 5台のパソコンでePosterを来場者が自由にみるという形で,口頭発表の決められた時間はない.僕は写真撮影していたら質問してくれたスウェーデン人医師に説明した.発表する気で行ったので拍子抜けした.

松浦先生

  • ポスター発表していたら声をかけて下さったのが松浦先生で論文投稿のノウハウを色々と教えてくれ,非常に勉強になった.
  • 松浦先生は香川の病院で3年間勤務した後に倉敷中央病院に行き,現在PGY5で総合内科勤務.PGY3後半から感染症で有名な忽那先生の影響でClinical Picturesの投稿を始め,100本投稿とNEJMへの投稿を目指して怒涛の勢いでアクセプトされている.
  • 僕も影響を受け,先ずは今回のケースの論文化を目指す.論文化したいケースが他に3症例あるので,それも必ず論文化しようと思う.

Spain & Germany

  • 今回のケースはスペイン人が北海道のニセコで発症したPaget Scroetter Syndrome.スペインに行き患者さんと現在の主治医に会い,現状を話し合った.現在手術待ち回復過程で嬉しかった.この患者さんと出会っていなかったらスペイン,ドイツに行くことも無かったし本当に感謝.
  • バルセロナではガウディの建築に圧倒された.圧倒的な独創性.ガウディが建築学校卒業時に校長が言った「彼が狂人か天才かは時代が明らかにするだろう」は名言.意外だったのが,日本と比べてピカソはあまり注目されていない.でも,ピカソ美術館も良かった.
  • ドイツでは学会会場のWiesbadenが素晴らしかった.自然豊かで綺麗な街並,雰囲気良好で美味な飲食街,古代の温泉等の魅力が溢れていた.スペインよりもドイツの方が落ち着いていて好きかな.日本のどのガイドブックにも載っていないがフランクフルトよりもオススメ!