STEP 2

USMLE STEP2 CK 勉強計画+1ヶ月目

 

USMLE Step1受験から3年が経過して,USMLE Step2 CKの勉強から遠ざかっていました.

理由として,日々の臨床やチーフレジデントの仕事が忙しかったこと,Step1の点数が低くて臨床留学を諦めかけていたこと,日本での専門研修を考慮していたことであります.やらない理由は幾らでも挙げられました

しかし,諦めずに臨床留学を目指すことにしました.手稲渓仁会病院の3年間の初期研修プログラムが終了したたため,卒後4年目で時間を確保してUSMLE STEP2を集中的に取り組みます.

どのように進めるかという勉強計画と1ヶ月やって少しわかったことを述べさせて頂きます.

*この記事は受験前に書いたので古い情報が含まれます。受験後の振り返った情報を早く知りたい方は下記の記事を先に読んで頂ければ幸いです。

USMLE STEP2 CK 合格までの過程と対策はじめに  USMLE STEP2 CKはSTEP1に継ぐ重要な試験であり、さらにSTEP1がfail or passになって以降、と...

Step2 CK 勉強計画

目標点数

目標点数は250点です.2018年のデータによるとNeurologyのStep 2CKでは240点付近からマッチ率が50%を越してきます.私の場合,Step1が悪かっため,挽回するために目標点数を250点に設定しています.

Charting Outcomes in the Match:International Medical Graduates 2018 2nd editionより引用

 

教材

手稲渓仁会病院の受験者,日本人の先生方のブログ,Google検索で上位にヒットするブログやYoutube動画で260-280点を取っている人の話を参考にさせて頂きました.少ない教材をやり込むスタイルが共通していました.しかし,調べていると,勉強ツールは常に変化していて,日本ではあまり知られていないこともあります.下記を使用予定です.

 

1. Uworld

バイブル的QbankのUworldを使用します.Google検索で上位にヒットするブログやYoutube動画で260-280点を取っている人の全てのメイン教材がUworldでした.他のQbankを解くのは時間の無駄で,Uworldをやり込むことが良いと述べている人が多いです.手稲渓仁会病院で受験した皆んなもUworldだけで挑んでたので,QbankはUworldだけで良いと思います.最低2週する予定です.

 

2. Online Med Ed (OME)

Uworldの弱点補強目的で使用します.Online Med Ed (OME)を初めて聞いた人もいるが多いと思いますが,日本でいうコーシローや三苫の講義のような講義動画です.ジャンル別になり,High Yieldの内容を15分程度で教えてくれます.そして,なんと無料です!

様々なオプションをつければ$40/monthが必要になりますが,無料版でも視聴可能で十分勉強になります.教材としてStep Up, Master the Bords, First Aidなどは有名ですが,このOMEを薦めている人が多いです.全てを視聴する時間は無いため,Uworldの弱点補強目的で視聴する予定です.

 

3. Anki

上記で学んだことを長期記憶に定着するアイテムとして,Flash cardのAnkiを使用します.分散学習システムを使用し適切なタイミングで復習出来る優れものです.USMLE受験者には必須の暗記アイテムで広く使われています.USMLEでのAnkiの使い方に関してはYoutube動画が幾つかあるため始める際に参考になりました.

 

4. 模試

最後にペースメーカーとなる模試です.NBMEとUworldのSelf assessmentを使用する予定です.Uworldの模試の方が信頼性が高いと言っている人もいるが,NBMEも使用する予定です.

 

スケジュール

日々の仕事,CSの対策も並行して行うため,Uworldの期限である1年間以内に目標点数を達成するスケジュールで行います.3ヶ月〜6ヶ月で受験する人も多いため,長い部類に入るります.ある程度時間がかかっても点数重視で進める予定です.

2019年2−10月 Uworld1週,OnlineMedEd,毎日Ankiで復習
2019年11-12月 Uworld2周,Anki総復習
2020年1月 受験

 

1ヶ月目のレビュー

 

2019/01/29 から2019/3/2迄でUworldのInfectious Diseaseを140題回答して正答率56.4%でした.勉強法を調べたり,途中でFlash cardをAnkiに移行したりしていた為,遅いペースでありました.感染症の中でHIV, 風土病,輸入感染症,母子感染,小児の感染症が弱かったです.正答率は55%と中央値の66%と比較して低いが1週目なので気にしないで復習することに注力していきます.

その他の点として,3年前のStep1受験時には使用していないかったAnkiがかなり良かったです.明らかに記憶に定着しました.最初はUworldのFlash cardを使用していたが, 途中からAnkiに変更しました.変更した理由として,UworldのFlash cardは復習タイミングに特に設定が無いからです.一方,Ankiは分散学習システムを持っているため,適切なタイミングで復習させてくれて長期記憶に結びつきます.長期的な記憶をアウトカムとすると,Ankiに軍配が上がります.

その他に,文章の編集,画像の挿入などカスタマイズ機能が高い点もAnkiの良いところです.UworldのFlash cardの良い点としては,クリック一つで簡単にFlash cardが作れるぐらいでしょう.多少手間がかかってもAnkiの方が断然お勧めです.

 

今後の対策

 

毎週80題解いて8ヶ月でUworldを1周する予定です. そのため,毎日の解くリズムの維持と週末での調整します.途中から知ったOMEを適宜活用して弱点補強に利用します.

 

まとめ

250点を目標に一年以内で達成する予定です.UworldとOMEで学習しAnkiで繰り返し復習する作戦で挑みます.