約3年間勤めた手稲渓仁会病院を退職しました。2年間の初期研修に加え、3年目の内科系研修医+チーフレジデントが終わりました。医師のしっかりした基礎作りと臨床留学へのチャレンジを考えて入職し、大変でしたが充実した日々を過ごすことが出来ました。これも情熱を持った指導医や先輩の先生方、個性豊かで優秀な同期や後輩達のおかげです。本当に感謝しています。ここでの出会いは宝物です。
今月から3ヶ月間はデトロイトのWayne state universityでてんかんのブレインマッピング研究に参加してきます。その後、一旦帰国して札幌にいますが、日本の後期研修プログラムに参加せずに、2020年のアメリカのレジデンシー・マッチに向けてチャレンジしていきます。
医学生時代に志した臨床留学を未だに追い続けています。変わった点としては漠然とした憧れからより具体的な目標になったことです。「てんかん患者さんが発作・副作用・不安なく幸せに暮らせる社会を築く」の実現のために、アメリカの脳神経内科医はてんかんの診断から手術部位決定まで主導的に携われるため、アメリカで専門医取得することは大きな価値があるのではないかと考えています。そこで学んだものを、将来、日本に持ち帰って還元したいです。
一般的なキャリアプランの流れでなく、達成出来ない場合は日本での専門医取得が遅れることに不安はあります。しかし、応援してくれた方々、これから挑戦する人のためにも、必ず実現出来るよう決して諦めずに挑戦し続けます。